「仕事で大失敗をして辛い、もう立ち直れない!どうしたらいい?うつっぽい時や眠れない時の対処法は?」
仕事でのミスは誰にでも起こりえることですが、取り返しのつかない大失敗をすると職場での肩身が狭くなりますよね。
仕事で大きなミスをしてしまうと、激しく自分を責めてなかなか立ち直れない人も多いのではないでしょうか?
- 仕事で大失敗して立ち直れない時にとるべき行動とは?
- 仕事の大失敗が原因で気分がうつなときや眠れない場合はどうしたらいいのか?
- 仕事の大失敗からどうしても立ち直れず辞めたい時はどうすべきなのか?
など、仕事で大失敗したときの対処法や辞めたくなった場合どうすればいいかなど、知りたいことは多いのではないでしょうか。
そういうわけで、ここからは『仕事で大失敗した時の対処法』を段階別にお話していきます。
ミスの直後の対応から眠れない場合の対処法、仕事を辞めたい時にできることまでお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください!
・仕事で大きなミスをしたら、まずは上司に正直に包み隠さず報告することが大切
・ミスをして迷惑をかけた全方面には、誠意をもって直接謝罪する
・今後ミスをしないように対策を講じたら、あとはリフレッシュして気持ちを切り替える
仕事で大失敗して立ち直れない!まずすべき行動とは?
仕事で大失敗したときには、ミスをこれ以上大きくしないために初動で何をやるかがとても大切です。
ここでは、仕事での大失敗に気づいた直後にやりたい行動について3ステップで紹介していきます。
- 上司への報告
- 相手方への謝罪
- 再発防止策の構築
大失敗による損害や被害をできるだけ抑えたい人は、ぜひ参考にしてみてください!
直属の上司へ包み隠さず事の経緯を報告
仕事で大失敗した時にまずやるべきなのが、上司への報告です。
小さなミスならいざ知らず、大失敗となると自分の手には負えない場合が多いものですよね。
すぐにミスの内容を直属の上司へ報告し、指示を仰ぎましょう。
大失敗を上司に報告する際のポイントは、「包み隠さず正直に伝える」ことです。
叱責を恐れて自分にとって都合の悪い部分を伏せたりすると、後々更なるトラブルへ発展するリスクがあります。
正確に、ミスが発生した経緯や現在の状況を伝えましょう。
都合の悪いところを隠しても結局は露見してしまうものです。
また、上司へ報告する際には言い訳をしないこともポイントとなります。
言い訳をすると上司に悪印象を持たれる恐れがあるので、自分からは客観的な事実のみを伝えるようにしてください。
部下がミスをしたときに上司が聞きたいのは「どのようなミスをしたか」であり、言い訳ではないのです。
取引先や迷惑がかかる相手全方面に謝罪
上司に大失敗の経緯を報告して今後の指示を受けたら、迷惑をかけた相手に謝罪します。
社内社外にかかわらず、迷惑をかけた相手全方面に謝罪するようにしましょう。
ミスの謝罪をする場合は、メールなどではなく直接出向いて対面で謝るのが基本です。
たとえアカウントを知っていて、日頃からやりとりもしていたとしてもチャットツールなど謝罪も適切ではありません。
謝罪する相手から「オンラインでお願いしたい」などの要請がない場合は、直接謝罪に向かいましょう。
直接謝罪に出向く際には、事前に電話連絡をしてアポイントを取り付けるのを忘れないよう注意してください。
迷惑をかけた相手へ電話をかけ、謝罪と併せて「改めて直接謝罪へ伺いたい」とお願いします。
また、迷惑をかけた取引先などの相手への謝罪は、失礼がないよう注意しなくてはなりません。
以下の流れを参考にして、誠実な態度で謝罪するようにしましょう。
- まずはお詫びの言葉から始める
- ミスの内容や経緯を説明する
- ミスの再発防止策を示す
- 最後にもう一度お詫びの言葉で締めくくる
ここでも当然言い訳はしないようにしましょう。
なお、自分の立場では対応しきれない大失敗の場合は、上司に謝罪へ同伴してもらうよう頼んでください。
失敗した経緯を分析して再発防止策を構築
各方面への報告や謝罪が済んだら、ミスの再発防止策を練っていきます。
同じ失敗を繰り返さないためにとても大切な工程なので、じっくりと考えてみましょう。
再発防止策を構築するためには、まずミスが起きた原因や経緯を知ることが大切です。
なぜこのような大失敗に至ってしまったのか、どうしたら防げたのかを徹底的に考察してみましょう。
「ここでもう一度確認しておけばよかった」などの改善点が見つかったら、それが再発防止策になります。
今後はより一層チェック体制を厳格化するなどして、ミスの再発防止へ活かすようにしてみてください。
自分だけチェック体制を強化するのが不安な場合は、上司や同僚に相談してもいいでしょう。
また、再発防止に周囲の協力が必要な場合も、あらかじめ相談することも忘れないようにしましょう。
再発防止に努めるためにできる対策法も「仕事のミスで大損害に!取り返しのつかないミスをした時どうする?」で詳しく解説しています。気になる方はこの記事と合わせてご覧になってください。
仕事で大失敗して立ち直れない!うつな気分や眠れない時の対処法は?
仕事で大失敗をした時には、今後へ活かせるように再発防止策を練ることが大切です。
しかし、ミスの大きさによっては自分を責めてしまい、立ち直れないこともあるでしょう。
うつっぽい気分の落ち込みや眠れないなどの症状がみられる場合は、以下のような対処法を試してみてください。
- 考え方や物事の捉え方を変える
- 休暇をとって仕事から離れる
- 信頼できる人に相談する
ここからは上記の対処法について詳しくお伝えしていくので、メンタルが弱っている人はぜひ参考にしてみてくださいね。
誰だって失敗して成長するものだから仕方がない
まず試してほしいのが、「失敗は成功の元」だと捉えてミスを仕方のないものとして受け入れる考え方です。
ミスの規模や頻度の差こそあれど、仕事をしていれば何かしらの失敗をするのは当たり前のことでもあります。
人はミスをする生き物、仕事ができると言われている人でさえ過去に何かしらのミスをした経験のある人がほとんどでしょう。
逆にミスをした経験がない人は、ほぼいないと言ってもいいはずです。
つまり、仕事で失敗してしまうのは仕方のないことなので、必要以上に自分を責めるのはやめましょう。
仕事で大失敗した時に大切なのは、ミスした事実に落ち込むことではなく失敗から学んで今後へ活かすことです。
起きてしまったミスは、いくら悔やんでもなかったことにはできません。
それなら、今回の失敗をよく反省した上で成長の糧とし、今後の働きで貢献できるよう努力してみましょう。
仕事や失敗のことを忘れてリフレッシュすれば次頑張れる
大失敗した自分をどうしても責めてしまう場合は、リフレッシュする時間を設けるのがおすすめです。
仕事のミスを忘れて楽しく過ごし、気持ちを切り替えてみましょう。
とくに夜の時間帯は気持ちが落ち込んで自分を責めてしまいやすいので、以下のような行動をとってみてください。
- 社外の友達と飲みに行く
- カラオケで歌って発散する
- 心を無にしてランニングする
- お風呂にゆっくり浸かる
- 家で好きな映画を観る
- 早めに寝る
なるべく楽しく・忙しく過ごすことで、仕事のミスについて考えずに過ごせるはずです。
仕事で大失敗してしまったら、早めに仕事を終わらせてリフレッシュして気持ちを切り替えましょう。
深酒や夜ふかしはせずに、翌日のための英気を養うことをおすすめします。
休日ですら仕事の不安が消えない方は「休日も仕事の不安が消えない人の対処法5選|NG行動や筆者の体験談を紹介」を参考にしてみてください。
時間が解決してくれるのでいつまでも落ち込む必要はない
仕事で大失敗して立ち直れない時には、「時間が解決してくれる」と考えるようにするのもおすすめです。
ミスして落ち込むのは当然のことなので、「もう一度頑張ってみよう」とすぐに気持ちを切り替えられなくても問題はありません。
ゆっくりと時間をかけてネガティブな気持ちを消化し、辛さを徐々に癒やしていきましょう。
無理やりポジティブに考えようとすると余計ストレスになる場合もあるので、時間が解決してくれるのを待ってみてください。
また、時間が解決してくれるのは、自分自身の感情だけではありません。
周りからのきつい風当たりがあったとしても、時間が経つにつれてマシになることが予想されます。
ほとんどの場合、周囲は皆自分のことで忙しいので誰かのミスをいつまでも話題にすることもありません。
どうしていいのか分からなくなったら、「時間が解決してくれる」と自分に言い聞かせて少しの間様子をみてみましょう。
辛いなら逃げてもいい・クビになっても仕事はほかにもある
仕事で立ち直れないくらいの大失敗をすると、辛くて逃げ出したくなることもあるでしょう。
そのような時には「辛いなら逃げてもいい、仕事はほかにもたくさんある」と考えることをおすすめします。
大きな失敗をして会社にいづらい場合やミスの責任をとって退職しなくてはならない場合でも、気に病む必要はありません。
世の中に仕事はたくさんあるので、自分が働きやすいと思える新天地を目指してみましょう。
今の会社にこだわりすぎず、視野を広げてみると気持ちが楽になりますよ。
新しい仕事先では、今よりももっと楽しく働けて、充実した日々が送れる可能性も十分あります。
休暇を取って一旦仕事のことを忘れる
仕事の失敗から立ち直りたいのにいつまでも引きずってしまうなら、休暇を取ることをおすすめします。
休暇を取って仕事から距離を置くことで、ミスを思い出すきっかけを減らしてみましょう。
休暇中にやることは、自分の好きなことで構いません。
インドア派の人は、家にこもって映画鑑賞をしたり手の込んだ料理を作ってみたりするとよいでしょう。
家にいるとつい仕事の失敗のことを考えてしまう人は、外出するのがおすすめです。
友人や家族を誘って少し遠出したり、旅行に出かけたりしてみましょう。
1人の方がいい場合は、一人旅で温泉なども気持ちが安らぐはず。
ただし外出する際は、普段通勤で使っている電車や職場のある駅などには近寄らないのがベストです。
休暇を取って仕事について一切考えずに過ごすと、ネガティブになっている気持ちを切り替えるきっかけになりますよ。
会社にどう伝えればいいのか分からない人は「仕事でしばらく休みたいときの連絡方法をご紹介」お参考にしてみてください。
上司や先輩・社外の人など信頼できる人に相談をする
信頼できる人に相談するのも、仕事の大失敗から立ち直るには有効な手段です。
人に話を聞いてもらうだけで、意外なほど気持ちが軽くなることもありますよ。
相談する相手は、職場の上司や先輩だけでなく社外の友人でも構いません。
その人の過去の失敗談や乗り越えていった経緯などを教えてもらえるなど、役立つ情報を話してくれる可能性もあります。
説教するのではなく、あなたの話を否定せずに聞いてくれる相手を選んで、心の内を話してみましょう。
話を聞いてもらって励ましの言葉をもらうと、立ち直るための活力や勇気が湧きやすくなるはずです。
話すだけでも気持ちがすっきりしますよ。
順序だてて相手に話そうとすることで、ミスに至った経緯や改善点が新しく見つかるメリットもあります。
仕事で大失敗してどうしても立ち直れない!辞めたい時はどうする?
捉え方を変えるなどして自分なりに大失敗を乗り越えようとしても、どうしても立ち直れない場合もあるでしょう。
大きなミスがきっかけで仕事を辞めたいと思うほど思い詰めているなら、以下の行動を試してみてください。
- 眠れない・うつになりそうな場合は病院を受診する
- 仕事が辛すぎるなら退職代行の利用を検討する
ここからは、上記2つの選択肢について詳しくお話ししていきます。
仕事の大失敗で眠れない・うつになりそうなら専門医に相談を
まず、仕事の大失敗が原因で心身の調子に影響が出ている場合は、専門医に相談するのがおすすめです。
早めに病院を受診することで、うつ病などの深刻な病気の発症を食い止められる可能性が高まります。
病院を受診する目安としては、以下の症状を参考にしてみてください。
- 眠れない
- 常に気分が憂鬱だ
- 仕事のことを考えると動悸がする
- 身だしなみが気にならなくなった
- 仕事で些細なミスが増えた
- ふとした瞬間に涙が出る
上記の症状に当てはまるものがあり仕事に辛さを感じている人は、心療内科などを受診してみましょう。
ほかにも「食欲がない」「食事がおいしくない」など感じたときも、専門医に相談することをおすすめします。
今まで好きだった、あるいは熱中していた趣味に打ち込めなくなったときや楽しくなくなたっときも注意が必要です。
辛すぎてすぐにでも仕事を辞めたいと思ったら退職代行の検討を
仕事を続けるのが辛すぎて辞めたい場合は、退職代行の利用を検討してみることをおすすめします。
退職代行を使うと自分で退職を切り出さずに仕事を辞められるので、気まずさを感じずにすみますよ。
また、退職代行を使うメリットは退職成立までのスピーディーさにもあります。
引き留められていつまでもやめられない、などのトラブルがありません。
即日退職が可能な退職代行もあるので、「仕事が辛くてもう出社したくない」という人にぴったりです。
仕事が辛くてもう働けないと感じているなら、退職代行を使って辞めて新天地へ羽ばたきましょう。
ミスをして辞めることに罪悪感を持つ必要はなく、そして無理をする必要もないのです。
退職代行の利用は、心の負担を軽くしてくれるでしょう。
まとめ
今回は、『仕事で大失敗して立ち直れない場合の対処法』についてお伝えしました。
仕事で大失敗してしまったときには、以下の3ステップを迅速に行いミスの被害を最小限に止めることが大切です。
- 上司への報告
- 迷惑をかけた相手への謝罪
- 再発防止策の検討
自分の精神的ダメージを抑えることにもつながるので、素早い対応を心がけましょう。
仕事での大失敗を引きずってしまって立ち直れないときには、以下のような対処法を試してみてください。
- 考え方や捉え方を変える
- 休暇を取る
- 信頼できる人に相談する
「仕方がない」「時間が解決してくれる」と考えたりリフレッシュしたりすることで、気持ちが軽くなりやすくなりますよ。
とはいえ、自分でできる対処法を試しても眠れなかったり、仕事を辞めたい気持ちが変わらなかったりする場合もあるでしょう。
そんなときには、以下の選択肢について考えてみてください。
- 病院を受診する
- 退職代行を使って辞める
仕事は世の中にたくさんあるので、限界を感じたら退職代行を使って逃げても構いません。
もしももう無理だと感じたら、自分の心身を守る選択肢を選ぶことを躊躇しないようにしましょう。