就職が決まりません…すでに採用が決まった友人が遊んでいるのを見ると焦ります。
親から「就職はいつ決まるのか」とか聞かれるのもつらいよね。
就職先が早く決まった人が偉い訳ではありません。たとえ決まるのが遅くても自分が納得のいく企業に採用されたらそれが一番です。
とはいえなかなか就職が決まらないと不安になりますよね。就職決まらないまま卒業してしまったらどうしようと思ってしまったりするでしょう。
この記事では、就職が決まらない人の特徴と、そんな人がこれからどのように動いたら良いのかをお伝えします。
就職が決まらない…ESで落ちる人の特徴
まず、就職が決まらない人の特徴・理由を見てみましょう。選考に落ちる理由は人によって異なると思うので、場合別に解説します。
まずは、ESでよく落ちる人の特徴です。
有名企業ばかり受けている
企業分析、自己分析が不足している人にありがちなのが、聞いたことのある企業に手当たり次第エントリーするケースです。
有名企業は言わずもがな人気があり、競争率がとても高いです。倍率が100倍以上という企業もごろごろあります。そのため、有名企業だけにたくさんエントリーしている人は、どこも受からない可能性が高くなります。
また、「有名だから」「聞いたことがあるから」という理由だけでエントリーしてしまうのは、「自分が新卒で入社する企業に求めるものを整理できていない」、つまり自己分析ができていない証拠です。
当然、志望動機を深掘りされても答えられないため、不採用になるでしょう。
聞いたことのある企業だからと、企業研究もせずにエントリーしていてはだめだ。エントリーする企業の幅を広げてみよう。
学歴が足りていない
企業が求める学歴に、自身の学歴が足りておらず、エントリーシートで足切りされることもあります。
企業の中には、学歴フィルターをもうけているところがまだまだあります。
応募が殺到する人気企業は、効率よくふるいにかけるために、学歴で足切りをすることも多いです。
また、上位校の学生からの応募が集まる就職偏差値の高い企業は、学歴フィルターを設定していなくても競争が激しくなります。
必然的に、学歴が低い学生は落ちやすくなるんですね…。
志望動機に自分の気持ちが書けていない
人事の方から、残念なES(エントリーシート)例としてよく挙げられるのがこちらのケースです。
説明会に行ったり、企業HPを見たりしたのでしょうが、ただただ会社の良いところを並べただけの志望動機です。
例えば下記のような志望動機です。
「貴社を志望した理由は、業界トップだからです。業界トップの地位を守り抜く為に、近年では海外にも積極的に進出している点に魅力を感じました。貴社の業界では、海外にも日本製品の品質の良さをアピールして行くことは非常に重要です。そこに力を入れている貴社にて、ぜひ働きたいと思いました。」
この志望動機から、志望する企業が、どのように優れているかの事実が書かれているだけで、この方がこの会社を志望するのかは見えませんよね。
この例で言えば、「なぜ業界トップの企業で働きたいのか?」「なんで海外進出している点を、あなたが働く上で魅力に感じるのか?」も記載しなければなりません。
企業の強みや魅力と言える事実を書いたら、「なぜその事実が自分にとってメリットといえるのか」を記載しよう。
>>【例文あり】新卒の志望動機を書くコツと書けないときの対処法
就職が決まらない…1~2次面接で落ちる人の特徴
続いては、エントリーシートは通過するものの、最終面接までの間に落ちる人の特徴です。
エントリーする企業の数が少ない
新卒の就活の場合、一般的には30社ほどにエントリーするのが平均です。
内定率は10%未満と言われていますので、理論上にはなってしまいますが30社にエントリーした場合に採用通知を受け取れるのは3社という計算になります。
内定率を上げることとエントリー数を増やすことでは、もちろんエントリー数を増やすことの方が簡単です。たくさんのエントリーをして、就活経験を蓄えた先にしか内定率の上昇は見込めません。
業界を絞るほどにエントリー数は減ってしまいます。志望業界にこだわりつつも、並行して他に興味を持てる業界を探しましょう。
視野を広く持つことがポイントですね。
自己分析の深掘りができていない
エントリーシートは通過するものの、以降の面接で落ちる人は、事前に聞かれると予測される質問にはうまく答えられるものの、想定外の質問にうまく答えられていない可能性があります。
その理由は、自己分析の深掘り不足です。
面接官に「なぜそのような行動に出たのですか?」、「その時どう思いましたか?」など深掘りされた時、すらすらと答えられていますか?
また、すらすらと答えるだけではなく、面接官にアピールしたいことが伝わるような形で回答できていなければなりません。
例えば、あなたが面接で、自身の強みを「新しいことに積極的に挑戦できるところだ」とアピールしていたとします。
そして、ガクチカとして、ダンスサークルについてのエピソードを話したとします。
それに対し面接官が「そのダンスサークルを選んだ理由は何だったんですか?」と聞いた時に、「高校の部活でもダンスをやっており、高校の部活の友達も入会すると言っていたからです。」と答えたらどうでしょうか。
その理由が事実だったとしても、短い面接の時間内で、あなたの特性を見抜かなければいけない面接官は「言うほど新しいことへの挑戦心はないのかも?」と思うかもしれません。
せっかくならば、面接でアピールしたい自分の特性が伝わるような回答をしよう。
面接練習不足
面接に臨む前、しっかりと面接練習をしていますか?複数の企業にエントリーしていると、時間がないなどの理由で、面接練習を疎かにしがちです。
当日、面接官の雰囲気が威圧的であったり、深掘りの質問をたくさんされたり、想定外のことが起こる可能性も十分にあります。
どれだけ素晴らしい回答を用意していても、早口や、自信なさげな話し方だと、伝わるものも伝わりません。
用意した回答を、口頭で話す練習をしておこう。できれば模擬面接を行って、第三者に見てもらうといいよ。
就職が決まらない…最終面接で落ちる人の特徴
続いては、いつも最終面接で落ちてしまう、という人によくある特徴です。
最終面接までの間に、何度も選考を受けていた分、余計と落ち込むかもしれません。
しかし、単純に「いまいち企業の文化に合わなさそうだ」「弊社で働いている姿がイメージできない」といった、フィーリングで決まる部分もあるのが最終面接です。
内定がもらえなくても落ち込みすぎず、下記についても参考にしてみてください。
第一志望であることが伝わらなかった
最終面接では、志望度が高いかが特に重視される傾向にあります。
もし志望度が低い学生に内定を出してしまった場合、のちのち内定辞退が発生し、採用目標人数を満たせない可能性があります。すると企業は、エージェントに学生の紹介を依頼したり、ナビサイトで再募集をかけたりと、余計なコストがかかるため、このような自体を嫌うのです。
志望度の高さが伝わるよう、改めて志望動機をブラッシュアップしましょう。
「弊社は第一希望ですか?」という質問には、必ず「第一志望です。」と答えよう。濁した答え方をしないように注意だよ。
一貫性がない
最終面接までの選考過程でのイメージと違うと思われると、最終面接で落ちる原因になることがあります。
全ての選考での面接官からの評価は、最終面接の面接官にも共有されています。
例えば、これまでの選考で面接官に伝わっている人物像は「周りと協調するタイプ」なのに対し、最終面接でいきなり「一時的な衝突も厭わず積極的に意見を言うタイプだ」とアピールするなどです。
企業は、これまでの面接でのあなたの印象や話の内容を評価して最終面接に進ませています。それをがらりと変えるような内容を話すと、「これまでに選考で見誤ったかな」「自分を取り繕っているのかな」といった印象を与えてしまいます。
多くの場合、最終面接は、就活生のことを新たに知ろうというものではないんだ。これまでの選考での結果を踏まえて、このまま内定を出して良いかの最終確認の場だよ。
何か特別な意図がない限り、最終面接で突然、これまで話したことのないエピソードや、アピールしてこなかった自身の特性は、話さない方が良いですね。
就職決まらないまま卒業したらどうなるの?
就職が決まらないまま卒業してしまう人も、世の中には10人に1人程度存在しています。
あなたが同じような状況になることがあったら一体どうなるのかを見ていきましょう。
既卒で就活をすることになる
一番多いのはこのパターンです。既卒というのは大学・専門学校などを卒業してから3年以内で一度も正社員として就職をしたことがない人のことを指します。
たとえ一度も正社員として就職をしたことがなくても、一度卒業をしてしまうと新卒とは違う枠になります。新卒での就職率はほぼ100%ですが、既卒で就活した場合の就職率は50%程度と言われています。
既卒であっても新卒と同じように採用試験を受けられるところも増えていますが、新卒で就職するのが一般的という考えが未だに多くあります。既卒で就活をしているというだけで「この人は何か問題を抱えているのでは?」という偏見を持ってしまう企業もあるようです。
既卒からでも就職はできます。しかし難易度が上がってしまうことは避けられません。出来る限り、卒業前に頑張っておいた方がベターといえます。
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大学院に進学するという手もある
就職が決まらなかった場合、大学院に進学するというのも手だよ。あるいは興味のあるテーマの専門学校に通う、違う大学に編入するというパターンもあるんだ。
いずれも就活の時期を2年間引き延ばせるので、就職が決まらなかったり、あるいはどうしても就活をまだしたくないという人には良い方法かもしれません。特に理系の学生の場合、就活をする時に推薦枠が設けられていることもあるので有利になる場合すらあります。
ただし大学院に行ったという事実だけでは有利にはなりません。そこで何を学んだかを明確に話せるようにしておきましょう。また学費がかかってしまいますので経済的に問題ないかというのも事前に確認しておく必要があります。
国公立は入学金28万2000円+授業料53万5800円のおよそ135万円、私立の場合は学校や学部にもよりますがおよそ倍くらいかかることが一般的のようです。
就職決まらない人がやるべきこと
それでは就職が決まらない人はどうすればいいのでしょうか?やみくもに活動してもコスパが悪いので、これを読んで今後の動き方の参考にしてください。
自分に自信を付ける
スキル的な問題や方法論などもありますが、まずは自信を持てる状態を作ることが急務です。なぜなら自信がないと「どうせまたダメだから……」とやる気が起こらず、一番就活に向けてすべきことが多い時に動けなくなってしまうからです。
自信がない原因はシンプルで、きちんと準備をしていないためです。自分はやれることを全てやったと思えればそれが自信につながっていきます。
もし、面接で緊張するのであれば想定される質問とその回答をまとめ、空いた時間に見るというのがおすすめです。見ているといってもぼーっと眺めているだけでは意味がないので、面接会場で受け答えをしている自分を脳内に浮かべながら読み込みましょう。
その回答を自分のものにできれば不安な気持ちがなくなるので自信が付き、表情も変わっていきます。
堂々と受け答えができたという実績が一度でもできれば、それが自信となり、次回以降は緊張せずに臨めるかもしれません。この繰り返しで、自分に自信をしっかりと付けていきたいです。
逆求人型就活サイトを利用する
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一度サイトに登録してしまえば、様々な企業があなたのプロフィールを閲覧してオファーをしてくれます。その企業に興味があれば面接に進めばいいですし、合わないなと思えばスルーしてしまってOKです。
ひと昔前までは学生が企業を選ぶところがスタートでした。しかし今は選ばれるところがスタートにもなります。
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運営会社 | 株式会社i-plug(アイプラグ) |
対象学年 | 25卒・26卒 |
強み | 学生利用率が非常に高く圧倒的な安心感を誇る逆求人サイト |
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使いやすさ | 1分で無料登録、SNSでもログイン可能 |
総合得点 | 18.5/20.0点 |
公式HP | https://offerbox.jp/ |
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対象学年 | 25卒 |
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総合得点 | 17.5/20.0点 |
公式HP | https://kimisuka.com/ |
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名称 | キャリアチケット |
運営企業 | レバレジーズ株式会社 |
対象学年 | 25卒 |
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公式HP | https://careerticket.jp/ |
キャリアチケットは、多数の学生を見てきたアドバイザーが、受かるES・GD・面接ノウハウを教えてくれる就活エージェントです。
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まとめ
なかなか就職が決まらないと、自分が否定されているような気持ちになってしまうかもしれません。
しかし絶対にそんなことはありません。たまたま自分が良いと思ったやり方が合わなかったり、上手な進め方を知らなかっただけなのです。
就活を今から始めても遅くはありません。就職が決まらないと嘆いている時間を行動する時間に変えて下さい。そして自信を付け、ひとつで良いので最終的に内定を勝ち取りましょう。