インターンに応募しようと思っているんですけど、イマイチ意義がわかりません…。
インターンシップは時給以上の価値が得られるんだよ。
インターンをしていると就職活動が有利になるとよく耳にします。それは本当なのでしょうか?
結論から言ってしまうと、何となく参加しているだけでは有利に働くことはありません。
インターンには短期と長期、給料をもらえるものともらえないものなど、さまざまな形態があり、違った特徴を持っています。それぞれの特徴を掴み、自分の目的に合うインターンに参加するのが重要です。
本記事では、「インターンに参加する目的と意味って何?」というテーマを軸に、インターンの定義から各形態の特徴まで解説していきます。
インターンってみんな行ってるけど本当に意味があるのかな?と感じている人や、興味はあるけど目的の違いまでは知らない人はぜひ最後まで読んでみてください。
- 就活する上でインターンにはぜひ参加しましょう!
- 参加するときは必ず目的を持って参加すべきです
- インターンに参加することで得られるメリットは多数あります
- 自分に合うインターンを見つけたいなら就活サイトを利用すべき
- 特に、就活エージェントのJobSpringはおすすめです
\ あなたにぴったりのインターンを紹介 /
※30秒で登録完了
インターンとは?
まず、言葉の意味についてですが、インターンとは職業体験という意味。
①
理容師・美容師・医師になろうとする人が,修学後国家試験の受験資格を得るために課される実習訓練。また,その実習生。医師については1968年(昭和43)廃止された。
②
会社や官公庁で職業体験をする実習生。教育実習生。
もともとは、理容師や医師になるために課される実習訓練を指す言葉でしたが、最近では業界や職種に関係なく職業体験全体を指すようになりました。
アルバイトとの違いは、その目的です。アルバイトは労働力を提供し、対価として給与をもらうことを目的にしています。一方、インターンの目的は給与ではなく職業を体験することです。つまり、収入を得るためなのか職業体験のためなのかという点で違いがあります。
インターンは3種類
インターンを期間で区分すると3種類です。
それぞれの特徴について解説していきます。
①1日で企業を知る1dayインターン
1つ目は、1日で企業を知る1dayインターンです。
まずは1dayインターンで業界研究や企業理解しよう!
1dayインターンの期間は半日から終日で、その間に会社の紹介を受けたり日頃の業務を簡単に体験できるワークに取り組んだりします。そのため職業体験というよりは、会社について理解を深める会社説明会の色合いが強いです。
とはいえ、通常の会社説明会とは異なり、ワークを通じて業界や企業への理解を深められるので、就活初期の業界研究や企業理解にはうってつけの機会といえます。
②選考で有利になることも…短期インターン
2つ目は、選考で有利になる可能性がある短期インターンです。
短期インターンは、一般的に1週間にわたって開催され、会社説明や職場見学だけでなく、時間をかけてグループワークや業務体験を行います。
期間が1週間あるし、時間に余裕もあって、1Dayインターンより濃い内容を体験できるね
グループワークの途中や最後には社員からのフィードバックを受けられるため学びのある時間を過ごせます。業界や業務への理解が深まるだけでなく、今後の参考になるアドバイスももらえるなんて一石二鳥です。
それに短期インターン参加者は選考に有利になるよ。
早期選考のチャンスが与えられる場合が多く、インターンのパフォーマンス次第では1次選考免除の優遇を受けられることもあります。志望企業が短期インターンを開催するのであれば、必ず参加しましょう。
③実践的なスキルが身につく長期インターン
3つ目は、実践的なスキルが身につく長期インターンです。
長期インターンは、1か月以上にわたって社員と同じように業務に取り組むものです。短期間のインターンとは異なり、実際の業務に直接関われるので実践的なビジネススキルを身に付けられます。
長期インターンでは給与が支払われるケースが多いんだ。
実践的なスキルを学びながらお金をもらえるなんて魅力的!!
さらに長期インターンの場合、自身で希望し、かつスキルの習熟度などによってはそのまま採用につながるケースもあるため、学びながら就職に近付けるチャンスでもあります。
インターンに参加する目的と意味
とりあえずインターンに参加しようかな~
明確な目的をもって参加しないと、学びは得られないよ
インターンには次のような目的と意味があります。
では、インターンにはどんな意味があるのか、詳しく確認してみましょう。
企業・業界について知れる
1つ目は、企業・業界について知れる点です。
会社説明会ではどうしても受け身で聞くばかりだし、インターネットでの情報収集も限界があるんだよね…
インターンは職業体験なので、会社の日ごろの業務やとりまく業界について理解が深まるのです。とりわけ長期インターンでは実際に働く社員と日常的に話したり、実践的なワークあるいは業務を通じて頭と手を動かしたりする経験が得られます。
長期インターンでは、説明を聞くだけでなく共に働くことで、より日頃の業務レベルで企業や業界への理解が深められるね。
自己分析に役立つ
2つ目は、自己分析に役立つ点です。
長期インターンに参加すると、社員と一緒に仕事をします。それにより、アルバイトや部活動といった日頃の学生生活では味わえない、ビジネスに触れる経験ができます。
実際に業務を行う中で、自身の仕事で重視する条件や得意不得意を知る機会になるね。
確かに!会社選びの軸をはっきりさせて、自身の強み弱みが仕事にどう生かせるのかを考えるきっかけになるかも。
早いうちから長期インターンを始めよう!
ESや面接に活かせるだけでなく、会社選びがやりやすくなり、入社後にギャップを感じる可能性も下がります。後悔しない就活のためには、長期インターンへの参加はおすすめです。
早期に内定をもらえる可能性がある
3つ目は、早期に内定をもらえる可能性がある点です。
短期間のインターンでは、グループワークの姿勢や発言が細かくチェックされています。そして、優秀と評価されるとそのまま早期の選考に招待されるのです。
一方で長期インターンは、数ヶ月から数年にわたり社員と一緒に働く中での働きぶりや成果が評価されます。高い評価を得た際には、そのまま採用となるケースもあります。
早く就活を終わらせたいなら。インターンシップに参加するのが近道ね。
インターン生からの採用は通常の選考よりも早く決まるので、一足早く就活を終わらせられるのも魅力的です。
大学生同士の繋がりができる
4つ目は、大学生同士の繋がりができる点です。
インターンに参加すると、他大学の学生と知り合えるチャンスがあるよ。
単に人脈が広がるだけでなく、同じインターンに参加しているということは、同じような業界に興味を持っている可能性が高いでしょう。
「就活は情報戦」と言われるくらいに情報は重要です。友人が増えたぶんだけ入ってくる情報も増えるので、インターンで知り合った学生は就活を進めるうえで心強い仲間となります。
周りの学生と良い関係を築こう!
ビジネススキル・マインドが身につく
5つ目は、インターンに参加することで、ビジネススキル・マインドが身につく点です。
インターンでは、職業体験として実際に業務に携わったり、極めて実務に近い内容のワークを経験するので、ビジネススキルが身につきます。
ビジネススキルとは何か?について、ハーバード大学教授のカッツ氏は以下のように述べています。
- テクニカルスキル:PC操作や電話対応の仕方など
- ヒューマンスキル:円滑なコミュニケーション
- コンセプチュアルスキル:論理的思考力や着想力など
またこういったスキルだけでなく、社会人と一緒に働く中で仕事をするうえでの心構えや意識などのビジネスマインドも身につけられるのがポイントです。
長期インターンとアルバイトの違い
目的を持って長期インターンやってみたい!でもアルバイトじゃだめなのかな?
ここからは長期インターンとアルバイトの違いについて解説していきます。既にインターンとアルバイトの違いについて目的をテーマにお伝えしましたが、ここでは実際に携わる業務の観点から解説します。
裁量の大きさ
まずは、裁量の大きさが異なります。
アルバイトは、基本的に社員の指示に従って業務を行います。基本的に言われたとおりにすれば問題なく、大体はマニュアルでルールが作られているため、何か自分から仕事を見つけようと考えても難しいでしょう。
一方インターンでは、仕事を進めるプロセス(過程)は任せてもらえる場合がほとんどです。
どんな手段で進めるのかはインターン生次第。
裁量が大きいぶん責任も伴うけど、相応のやりがいがあるよ。
求められる成果
次に、求められる成果が違います。
上でも述べましたが、アルバイトは基本的に与えられた仕事をこなすのが主な役割になるため、売上の成果などへの貢献はあまり求められません。
一方で、長期インターンでは任されたプロジェクトで成果を求められます。というのも、インターン生は裁量権が与えられ、社員と同等の働きが期待されるからです。
のほほんと業務をこなしていては長期インターンについていけないのね。
どうやったら成果が出るのか、周囲にヒアリングしたりインプットとアウトプットを繰り返したりと、トライアンドエラーを繰り返すことが重要になります。
トライアンドエラーを繰り返して、実力を身につけるんだ。
企業がインターンを実施する意味は?
ここまでは、就活生目線で各種インターンの特徴やアルバイトとの違いについてお伝えしてきました。
続いては、なぜインターンを実施するのかを企業目線で解説していきます。
企業の認知度を上げるため
1つ目は、企業の認知度向上のためです。
インターンに参加する学生は、自社に興味がある学生ばかりでなく、声をかけられたから何となく来たような学生もいます。そういった層も含め、たくさんの学生に自社の魅力をアピールするのが目的です。
企業としては、より多くの学生にエントリーしてほしいと考えているんだ。
その方が多くの学生から選べるし、より優秀な社員を採用できる可能性が高まるもんね。
このように、多くの学生に自社の事業内容や雰囲気を知ってもらい、志望してもらえるよう、インターンを実施するのです。
新卒採用でのミスマッチを減らすため
2つ目は、新卒採用でのミスマッチを減らすためです。
採用活動におけるミスマッチは企業がもっとも避けたいポイントなんだ。
正しく業務について理解をしないまま入社したためにすぐに退職してしまっては、企業もたまったものじゃありません。
そこで、会社説明会以上に自社への理解を深めてもらえる機会として、インターンを活用しています。つまり、学生により明確に業務内容や企業風土への理解をしてもらうためなのです。
なるほど、インターンは学生により明確に業務内容や企業風土への理解をしてもらうためなのね。
戦力の確保のため
3つ目は戦力の確保のためです。
インターンを通じて早期に内定をもらえる可能性があると述べましたが、逆に企業の側からすると、早期に優秀な人材を確保できるといえます。
そこで、インターンを通じて戦力になりそうな優秀な学生を見分け、欲しいと思った学生に声をかけていくことで早期に戦力を確保していくのです。
また長期インターンは、即戦力の採用を目的としておこなっている企業も多いです。
ほとんどの企業は、学生の意欲や働きぶり次第では、社員と同様の業務や裁量を持ってもらうつもりで長期インターンを実施しています。
そのため、自社にマッチする学生がいた際に新卒として採用することはもちろん、社員同様の働きぶりを学生に期待しているのです。
学生のうちから本格的に働き、スキルやマナーを身につけ、仕事についての自分の価値観を深めたい人には良い機会になるでしょう。
学生のうちから本格的に働き、スキルやマナーを身につけ、仕事についての自分の価値観を深めたい人には良い機会になるね
インターンを意味あるものにするために!インターンの探し方
上でインターンに参加する意味と目的について述べましたが、自分の希望に合ったインターンを見つけるのが最初の一歩です。
自分の希望にあったインターン、ちゃんと見つかるかなー…
いろんな探し方があるから試してみて!
ここからは、自身の考える目的に沿ったインターンの探し方について解説していきます。
就活サイトを使う
名称 | CLUTCH(旧digmee) |
運営企業 | 株式会社アスナロ |
対象学年 | 25卒・26卒・27卒 |
強み | IT系・ベンチャー企業に特化、LINEで相談可能 |
利用しやすさ | LINEでキャリアアドバイザーや人事と手軽に連絡ができる |
求人 | IT系大手から急成長中の有望ベンチャーまでカバー |
紹介実績 | 人気企業の早期選考や選考スキップも紹介実績が多い |
サポート | LINEで迅速にサポート、IT系で勝つGD対策や模擬面接を実施 |
総合得点 | 17.0/20.0点 |
公式HP | https://digmee.me/seminar/ |
1つ目は、就活サイトを使う方法です。多くの就活サイトには、就活の本選考情報だけでなく、インターン情報も掲載されています。
登録すると、メールでインターン情報を受け取れることもできるので、まだ本格的に就活時期にさしかかっていない方も早期に登録しておくと良いでしょう。
「就活サイトに登録してもあんまりチェックしなさあそうだな」「なんかめんどくさそうだな」と感じている人は、まず「CLUTCH(旧digmee)」に登録するのをおすすめします。
CLUTCHは、登録から情報発信、イベントやインターン参加の応募まですべてLINEで完結する就活サイトです。
また、IT就活に特化しており、難関インターンも多い人気のITベンチャーや大手企業の新規事業開発部への対策も十分にできます
登録もサービスの利用も(もちろん退会も)簡単なので、ひとまず登録しておきましょう。
就活エージェントから紹介してもらう
2つ目は、就活エージェントから紹介してもらう方法です。
就活エージェントとは、ES添削や面接対策や企業の紹介といった就活全般のサポートを無料で行ってくれるサービスです。
企業によってはインターンから早期選考へのルートもあるので、希望する企業や業界を伝え、エージェントの紹介を通じてインターンに参加し、就職に近づいていきましょう。
就活エージェントと聞くと対象が就活生のみに思えるけど、そうではないんだ。就活が本格的に始まる前から利用できるよ。
将来のなりたい姿や働きたい企業を伝えておくと、その目標に最適な経験が積めるインターン先を紹介してもらえるので、学年問わず、ひとまず就活エージェントに相談してみるのが良いでしょう。
ここで、おすすめのエージェントを2つご紹介します。
JobSpring(ジョブスプリング)
名称 | JobSpring(ジョブスプリング) |
運営企業 | HRクラウド株式会社 |
対象学年 | 25卒・26卒 |
強み | AI×プロのエージェントによる高精度なマッチング |
利用しやすさ | 対面面談が東京のみ(オンライン対応) |
求人 | 内定まで最短2週間の求人を紹介 |
紹介実績 | 1000社から厳選された3~4社を紹介 |
サポート | 早期離職率0.1%を誇る手厚いサポート |
総合得点 | 18.5/20.0点 |
公式HP | https://jobspring.jp/ |
JobSpringは、キャリアアドバイザーによるカウンセリングだけでなく、AIも駆使した自己分析のサポートがウリの就活エージェントです。
自己分析の相談をしたいけど、何を話したらいいのかさえ分からないと困っている人は、JobSpringを活用することをおすすめします。
キャリアチケット
名称 | キャリアチケット |
運営企業 | レバレジーズ株式会社 |
対象学年 | 25卒 |
強み | 内定率は業界トップレベル、スピード内定も多数 |
利用しやすさ | LINEを使って手軽に連絡、丁寧なサポートも |
求人 | 実際に企業に足を運んでホワイト企業を厳選 |
紹介実績 | 学生の特徴に合わせて活躍できそうな企業だけを厳選紹介 |
サポート | 「量より質」のサポートで大手からベンチャーまで幅広くカバー |
総合得点 | 17.0/20.0点 |
公式HP | https://careerticket.jp/ |
キャリアチケットは、最も評判が良い就活エージェントの一つです。
マンツーマンで、自己分析や企業選びのサポートをしてくれるので、ひとまず相談したいと考える人は、キャリアチケットがおすすめです。
逆求人型サイトに登録する
名称 | OfferBox(オファーボックス) |
運営会社 | 株式会社i-plug(アイプラグ) |
対象学年 | 25卒・26卒 |
強み | 学生利用率が非常に高く圧倒的な安心感を誇る逆求人サイト |
独自性 | 自己分析診断ツールAnalyzeU+をもとに正確なスカウトマッチング |
求人 | 大手からベンチャーまで9,411社以上が掲載 |
実績 | オファー受信率93.6%(※プロフィール記入率80%以上) |
使いやすさ | 1分で無料登録、SNSでもログイン可能 |
総合得点 | 18.5/20.0点 |
公式HP | https://offerbox.jp/ |
逆求人型サイトは、事前に登録したプロフィールを見た企業から学生に対し、インターンや選考に参加しないかとスカウトが来るサービスです。
一般的には選考への参加時に利用されますが、インターン関連のスカウトもあります。主に短期インターンを実施する会社が、多くの学生に自社を知ってもらうために、サイト経由で声をかけてきます。
将来就きたい職種や業界が定まっておらず、色々な企業を見てみたいなと考えている人は、逆求人型サイトに登録するのがおすすめです。
就活生ならぜひ登録しておきたいのが「OfferBox」というサービスです。
逆求人型サイトは各サイトに200~300社ほどが登録していますが、中でもOfferboxは6,500社が登録と群を抜いています。自ら探すがしんどいと感じる人は、より多くのスカウトを貰える可能性が高いOfferboxの利用をおすすめします。
大学のキャリアセンターに相談する
4つ目は、大学のキャリアセンターに相談する方法です。
一般的に、どの大学も学内にキャリアセンターを設置しており、学生の就職に関して全面的にサポートしてくれます。
各大学のキャリアセンターには、その大学の学生を採用したいという連絡が各企業から寄せられます。
同様に、インターンに関する情報ももれなくキャリアセンターに届くので、インターン情報が欲しい場合も、まずはキャリアセンターに相談に行ってみましょう。
ただし、就活が本格化すると予約が混み、そうだ。
キャリアセンターならわざわざ出向いたりオンラインのやり取りをする必要もないし、講義後に立ち寄れるから便利だからね。
インターンに参加したいけどあまり時間がない、とりあえずまずは話を聞いてみたいと考えている人は、大学のキャリアセンターを活用してみよう。
まとめ:まずはインターンに参加してみるところから始めよう
本記事では、インターンの種類別の目的や参加する目的、探し方について解説してきました。インターンにはさまざまな種類があり、選び方によっては選考で有利になる場合もあるとお分かりいただけましたか?
しかし、「記事を読んでインターンについて理解した」という状態で満足するのはNGです。本当に大事なのは、どんなことをこれから学びたいのか、将来何をしたいのかを自分で考え、実際にそれに見合ったインターンに参加することです。
どういうことをしたいかが見えなくても、とりあえず何らかのインターンに参加してみましょう。参加してみると、やってみたい仕事や自身の課題が見えてくると思います。まずは今日紹介したサービスを試してみて、インターン参加への第一歩を踏み出してみてください。