パワハラで会社を訴えるデメリットとは？効果的な対処法をご紹介！

「パワハラを訴えるのはデメリットってなんだろう？パワハラを受けた時の対処法が知りたいな」

パワハラを受けながら仕事をしていて、いつか訴えたいと考えている人は少なくありません。

しかし、実際に行動に出ようと考えたところで、デメリットがあるのか気になった方もいるでしょう。

• パワハラを訴えるのにはデメリットがあるの？
• パワハラを受けたらどうするのが効果的？
• 退職後にやり返す方法はあるの？

など、パワハラを訴えることについて知りたいことは多いはず。

そういうわけで今回の記事は、パワハラを訴えるデメリットを詳しくご紹介していきます。

さらに、実際にパワハラを受けた時の効果的な対処法もお伝えしていきますので、ぜひ最後までチェックしてみてください！

パワハラで会社を訴えるのはデメリットだらけ？訴える危険性を解説！

では、パワハラを訴えるデメリットについてご紹介していきます。

結論から言ってしまいますが、パワハラを訴えると以下のようなデメリットがあるんです。

訴えることによって思いがけないリスクを背負ってしまっては困りますよね。

という事で、それぞれを詳しくみていきましょう！

パワハラを訴えるのは危険かつ得るものが少ない！

パワハラを訴えるという行為は、危険があるうえに得るものが少ないです。

パワハラを訴えるということは、失敗した時に上司や会社を敵に回すということでもあり、その状態で働き続けることを意味します。

そうなってしまうとパワハラも悪化し、もうまともに業務は行えません。

そして、そんなリスクに対して得られる見返りが少ないというのも問題点の一つです。

もしも、訴えが通った場合に得られる主な見返りは、人事体制の見直しやパワハラをした上司に対する処分などが考えられます。

一見すると、これらの要求が通れば見返りとしては十分と思えるでしょう。

しかし、失敗した時にパワハラが悪化するリスクを考慮すると、見返りがつり合っているとは言えません。

訴えるのには多額の費用がかかる

パワハラを訴えるためには、多額の費用がかかってしまいます。

訴訟にかかる手数料は5,000円～10,000円程度ですが、弁護士費用には少なくとも50万円～100万円程度は必要となるでしょう。

ですが、そのような多額の金額を個人で用意するのは簡単ではありません。

また、もしも訴えが通った場合は慰謝料の請求が可能ですが、パワハラの度合いによっては赤字になってしまう可能性があります。

さらに、訴えが通る可能性も決して高くはないので、費用がそのまま赤字になることも考えられるでしょう。

仮に、弁護士抜きで訴訟ができればリスクは少ないですが、簡単な話ではありません。

このように、パワハラを訴えるためには多額の赤字を覚悟する必要があり、個人で訴えるにはリスクが高すぎます。

訴えてから結果が出るまでの時間が長い

パワハラを訴えても、結果が出るまでの時間が長いというのも無視できないデメリットです。

裁判というのは、どんな内容でも膨大な時間がかかってしまいます。

もちろん、パワハラの訴訟も例外ではなく、結果が出るまでに短くても1年以上は覚悟しておいた方が良いでしょう。

また、訴えには証拠集めなどの準備も必要なため、時間はさらに膨れ上がります。

そして、結果が出るまでにそれほどの時間を要するということは、その間のパワハラが改善される見込みが薄いということです。

そうなると、結果が出るまでに心身を壊してしまう可能性もあります。

このように、パワハラを訴えるという行為は膨大な時間が必要となるため、すぐに結果を求めている場合は得策ではありません。

証拠が揃っていても勝てないことがある

もしも、証拠を揃えて裁判に挑んだとしても、裁判には勝てない可能性があるというのも問題です。

しかも、裁判に勝てる可能性自体が決して高いとは言えません。

というのも、パワハラで勝訴した判例が少なく、パワハラを確実に立証できるような証拠集めが非常に難しいからです。

また、過去の判例と同じような証拠を集めたとしても勝てるとは限りません。

つまり、どのような証拠を集めれば良いのかの検討も付きづらく、裁判が終わるまで結果の予想が難しくなります。

このように、パワハラは立証が難しく、どれだけ証拠を集めても運任せになる可能性が高いです。

今後の転職活動へ影響が出る可能性も

パワハラを訴えた場合に、今後の転職活動へ影響が出てしまう可能性があります。

どんな裁判でも内容は公開されており、それはパワハラの裁判も例外ではありません。

そしてそれは、誰でも裁判の内容を知れるということであり、転職先の企業にも裁判を起こした事実が伝わる可能性があります。

そうすると、転職そのものが難しくなってしまう可能性が高いでしょう。

というのも、過去に裁判を起こしたという事実を知り、その人物に良い印象を抱く企業は少ないからです。

もちろん、パワハラが原因の裁判だとしても例外ではありません。

なので、パワハラを訴えるとその後の転職活動に悪影響が出るという可能性は十分に考えられます。

パワハラを受けたときの最も効果的な対処法は？すぐに転職すべし！

ここまでで、パワハラを訴えるという行為にデメリットが多いことが分かりました。

ですが、訴えられないとなると実際にパワハラを受けている場合に、どうすればいいのか分かりませんよね。

結論から言いますが、パワハラを受けた場合は以下の対処法がおすすめ。

という事でここからは、それぞれの対処法を詳しくご紹介していきます。

周囲に悟られないようにすぐに転職活動を開始する

パワハラを受けているなら、周囲に悟られないようにすぐに転職活動を開始するべきです。

パワハラがあるような環境に居続けていると、いつか必ず心身を壊してしまいます。

そうなってしまう前に、転職活動を始めましょう。

また、転職活動をする際には、周囲に悟られないように準備していくことが大事です。

そうすることで、転職活動中のパワハラの激化や転職活動の妨害などの無用なトラブルを抑えられます。

そうやって、転職のストレスを減らすことでより良い転職が可能でしょう。

このようにパワハラを受けているなら、自分の身を守るためにもひそかに迅速な転職活動をするべきです。

転職エージェントを使えば活動もスムーズ！

転職活動を始めるなら、転職エージェントを使った転職活動をオススメします。

転職エージェントとは、転職者と企業の仲介をし、転職活動をサポートしてくれるサービスのことです。

そのため、転職エージェントを使えば転職活動に迷うことはないでしょう。

そして、転職エージェントは公開と非公開を含めて膨大な量の求人を保有しているというのも魅力のひとつです。

さらに、求人の企業がどのような雰囲気の企業なのか把握している点も心強いです。

このため、パワハラが理由で転職活動をしているという旨を伝えれば、その点も考慮した手厚いサポートをしてくれます。

また、その他にも履歴書の書き方などもサポートしてくれるため、転職活動に迷う心配がありません。

これらの理由から、転職活動に転職エージェントを使うことで、望んだ転職をスムーズに達成できる可能性が高いです。

おすすめの転職エージェントを詳細に知りたい方は「転職エージェントおすすめ32選｜人気の理由や独自調査した口コミなどをもとに徹底比較！」を参考にしてみてください。

退職の際は退職代行の利用でトラブルなし！

退職の際にはトラブルなしで退職をするために、退職代行の利用をオススメします。

退職代行とは、労働者に代わり企業へ退職の意思を伝えるサービスのことです。

そのため、パワハラが怖くて退職を言い出せないという人も、安心して退職を伝えられます。

また、退職代行を利用すれば有給休暇の取得もスムーズです。

さらに、パワハラが原因で残業代の未払いなどのトラブルがあった場合も、退職代行であればまとめて清算できる可能性があります。

このように、退職代行を使えば本来は言いにくいことの代行も可能です。

しかし、これらのサービスは弁護士事務所が運営する退職代行でないと期待ができないため、その点は注意しましょう。

>>おすすめの退職代行を見る

訴えるよりおすすめ！退職後にパワハラの会社へやり返す方法は？

ここまでで、パワハラを受けているときに取るべき正しい行動を紹介してきました。

しかし、訴えることを検討していた方であれば、パワハラをした会社にやり返したいという気持ちもあるでしょう。

そこで最後に、『退職後にパワハラの会社へやり返す方法』を紹介していきます！

転職用クチコミサイトに真実をしっかり投稿

会社にやり返したいと考えているなら、転職用クチコミサイトに真実を投稿するようにしましょう。

近年では、転職をする際に転職用クチコミサイトを参考にする方が増えています。

そのため、転職用クチコミサイトに悪評が書かれているような企業への転職は避けるという方も多いです。

もちろん、優秀な人材であればあるほどそのような企業へは転職しません。

そしてそれは、パワハラをしていた会社が優秀な人材を逃がすということにもつながるため、やり返しとしても十分に効果が見込めます。

このように、転職用クチコミサイトに書かれた評価は会社への影響が大きいです。

自分だけではなく、後続の転職者のためにも転職用クチコミサイトへ真実をしっかり投稿することをオススメします。

新しい職場で成功するのが、相手に対して一番効果的！

パワハラをした会社を見返したいという気持ちがあるのなら、新しい職場での成功を目指しましょう。

もちろん、成功をするということは簡単な話ではありません。

ですが、将来的に成功をするような人材を逃がしてしまったという事実が伝われば、相手にとっては一番効果的です。

そのためには、自分の能力をしっかり活かせる環境と勉強が大事です。

実際に厳しい道のりではありますが、せっかく転職をするのであれば新しい職場での成功を目指してみましょう。

そうすることで、給料アップにもつながるので挑戦して損することはありません。

まとめ

今回は、『パワハラを訴えるデメリット』や『パワハラを受けた時の効果的な対処法』をお伝えしてきました。

結論を言うと、パワハラを訴えるという行為は避けたほうが良いです。

というのも、パワハラを訴えることで以下のようなデメリットがあるから。

むしろ、転職エージェントや退職代行を有効活用し転職活動を優先したほうが、さまざまなメリットが見込めるでしょう。

それから、転職後にパワハラをした会社を見返せるように行動するのが効果的です。

具体的には、転職用クチコミサイトに書き込み真実を伝えつつ、転職先での成功を目指しましょう。

そうすることで、将来を見すえつつパワハラをした会社を見返すことができます。

もしも、会社や上司からのパワハラに悩んでいるのであれば、今回の記事を参考にして行動を起こしてみてください！