「退職代行を使った人は罪悪感が残ったりするのかな?退職代行経験者のリアルな声を聞きたい!」
退職代行は会社を辞める際に便利なサービスです。
ですが、中には退職代行を使って後悔したり、お世話になった人への罪悪感が残りそうと心配している人も少なくありません。
そこで今回は、ネット上にある退職代行を使った人の体験談を調べた結果から、退職代行で罪悪感を感じた理由をご紹介していきます。
さらに、罪悪感なく辞めるポイントもお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみてください!
・退職代行を使った後で『ちゃんと引き継ぎできなかった』、『仲の良い同僚に申し訳ない』と罪悪感が残った人もいる。
・その一方で、『むしろ退職できてよかった』と感じている人の方が多数存在している。
・罪悪感を感じるのが嫌で無理に働いてうつになるほうが辛いので、罪悪感を抱く必要はない。
また、下記の記事では『本当に信頼できる退職代行』をご紹介しています。
会社や上司への連絡も一切不要なので、仕事に行きたくない、もう辞めたいという方はぜひ参考にしてみてください。
退職代行を使って罪悪感を感じたという経験者のリアルな声
実は退職代行を使った人の中には、「罪悪感を感じた」という人もいるんです。
退職代行経験者のリアルな声のうち、まずはネガティブな意見について以下でご紹介していきます!
「退職代行で1日で退職できたけど、罪悪感がある。」
退職代行で退職した。ちゃんと1日で退職日が決まった。
けれど自分に罪悪感がある。罪悪感に飲まれ無いようにする。引き継ぎをさせなかったのは会社。ちゃんと辞めさせてくれなかったのは会社。と怒りに目を向ける。けれどそれより次に進むために清算したい。ありがとうございました。#退職代行— ユウシ|50代からの挑戦 (@sikakuchosen) January 6, 2022
このように、ちゃんと引き継ぎすることが出来なかったことに罪悪感を感じる人もいるようです。
もちろん後任者のためにも引き継ぎは行った方がいいですが、スムーズに辞めさせてくれない職場だと強硬手段に出ざるを得ないのでしょう。
「良くしてくれる人もいたので、罪悪感が半端じゃない」
つーことで会社を辞めました。なんとか辞められたみたいです。完全に会社に恨みしかないような人は退職代行おすすめだけど、なんだかんだよくしてくれる人もいたような職場だと、罪悪感ハンパないですね。
今日は朝からスマホの電源切ってた。
ある種社会的自殺ですね。即日退職って。
— kagaseknight (@thekagaseknight) February 3, 2020
退職を検討する人の多くは、職場の人間関係が原因だったりすると思います。
とはいえ、悪い人ばかりではなく良くしてくれていた人のことを考えると、突如辞めてしまうことに心苦しく感じてしまうのかもしれません。
「罪悪感すごいけど、、、もういい」
退職代行使っちゃいましたー!
明日辞める予定(ᯅ̈ )
罪悪感すごいけど、、、もういい— 21卒辞めたい代表 (@TjmjYIedeNLRI0K) June 15, 2021
このように、退職代行を使ったことで少なからず罪悪感を感じた人は存在します。
せっかく辞められたのに罪悪感が残った理由は人それぞれですが、SNSでは主に以下のようなものが挙げられていました。
- 「ちゃんと引継ぎができなかった」
- 「退職代行を使うのは甘えだと思った」
- 「仲良くしてくれた職場の人がいるので心苦しい」
以上の通り、職場や同僚に対して申し訳ないと感じたり、退職代行を使うこと自体が悪いと思ったりするケースがあるんですね。
とはいえ、仕事をきちんと辞められた後は前向きな気持ちになる人も多くいます。
退職代行を使うことになった原因は職場側にもあるはずなので、利用する場合は自分を責めすぎないようにするのが大切です!
退職代行を使って罪悪感よりむしろよかったと感じた経験者の声
退職代行を使って罪悪感が残った人もいる一方で、「むしろよかった」と感じている人も多数存在しています。
経験者のこうしたポジティブな意見について調べてみた結果は以下の通りです。
「自分の感情を殺しながら仕事を続けるより良かった」
前職場の仕事は本当に嫌だった
退職代行使うのは罪悪感があったり甘えているなと思ったりいろんな感情があったけど自分の感情を殺しながら仕事をしていたことを考えると、自分が本当に死んでしまう前に辞められて良かった
(一部ドラマ「けもなれ」の言葉引用・自分の気持ちにピッタリの言葉だったので)— 灯 (@i9PaIOY0ZsSvFz0) January 19, 2019
このように、罪悪感を多少感じていたとしても、最終的に「やっぱり辞められてよかった」と考える人は多いんですね。
なぜなら、辞めて冷静になることで、そのまま働き続けるほうが辛いことに気付くからです。
退職代行を使ってでも仕事を辞める場合と辞めずに残った場合と、どちらの状況もイメージしてみることが大事なのかもしれませんね。
「罪悪感がないどころかどのくらい困ってるかなとワクワクしている」
退職代行使ったことに関して全く罪悪感がない
直後だけでなく今でも全く湧いてこないそれどころか「どのくらい困ってるかな」ってワクワクしてしまってる自分がいる
性格悪いのはわかってるけどそこまでしたのはあなたたちですからね
— 金網(かなみ) (@lqz5_kanami) September 9, 2022
この投稿者さんは辞められてよかったどころか、「全く罪悪感がない」そうです。
なかなか辞められなかったり理不尽な扱いを受けたりなど、会社への恨みが溜まっている人は罪悪感を全く感じないのかもしれません。
「落ち込むかもしれないけど、そんなもん3日すれば気にならない」
退職代行使うなんて会社に迷惑かかるとか、引き継ぎしてないとか、社会人として最低の辞め方やなとか落ち込むかもしれないけど、そんなもん3日もすれば気にならなくなるよ
私は3日目の今朝胃が全然痛くないことに感動して退職代行使ってよかったと本当に思ってる。辞める会社のことなんか気にすんな!— おかもも@メンヘラでフェミニストなブロガー (@okamomo_san) December 10, 2020
退職代行を使って辞めた直後は落ち込んでいたものの、3日も経てば気にならなくなったという声もあります。
なので思い切って辞めれば、最終的にはストレスから解放された実感が湧くのでしょう。
以上より、大多数の人たちは退職代行を使ったことに罪悪感を感じておらず、新しい気持ちでリスタートしていることがわかりました。
退職代行に対して罪悪感を感じる理由!退職の際の罪悪感の正体とは?
上述した退職代行を使った人の口コミからも分かる通り、せっかく辞められたのに罪悪感が残ってしまう人も一定数存在するんです。
そこで罪悪感を感じてしまう人たちの理由をまとめると以下です。
- 自分で退職の意思を伝えないのは非常識な気がするから
- 引き継ぎもせず辞めることで迷惑がかかると感じるから
- お世話になった人にお礼や挨拶ができないから
- 自分以外のみんなは頑張っているように見えるから
というわけで、このような理由について詳しくみていきましょう!
自分で退職の意思を伝えないのは非常識な気がするから
まず「自分で退職の意志を伝えないのは非常識」と考えてしまう人は、退職代行の利用時に罪悪感を感じやすいのでしょう。
会社を退職する場合、一般的には以下のような流れで辞めるイメージがありますよね。
- 辞める前に上司へ退職の意志を直接伝える
- 退職願や辞表を書いて提出する
- 退職が受け入れられてから辞める
一方で退職代行を使う場合、自分の代わりに業者が会社へ退職の意志を伝えます。
このことから、「自分で伝えないのはマナー違反では?」と思ってしまい、退職代行で辞めてから後悔する人もいるんですね!
引き継ぎもせず辞めることで迷惑がかかると感じるから
退職代行で辞めるのであれば、即日かつ出社せずに職場を去ることもできます。
その場合は業務の引継ぎをする時間がないので、「引継ぎもせず辞めると迷惑がかかる」と感じてしまうんです。
退職代行で引き継ぎせずに辞めるとなると、職場に迷惑がかかる可能性は高いでしょう。
なぜなら、あなたが担当していた業務を急遽カバーすることになるので、上司や後任者の負担が増えるからです。
とはいえ、業務がきちんと回る体制を整えるのは、あなたではなく会社の仕事です。
引継ぎができるならそれが一番ですが、「もうこの職場では働けない」と思ったら、我慢せずに退職代行を頼ってみてください!
お世話になった人にお礼や挨拶ができないから
お世話になった人にお礼や挨拶ができないのも、罪悪感を感じる一因となっています。
退職代行を使うほど辞めたくなった場合でも、お世話になったと感じる上司や先輩などが職場にいるケースもあるはず。
ですが退職代行を利用すると、その人たちに顔を合わせず辞めていくことになります。
業者が会社とのやり取りや退職手続きをすべてやってくれるので、出社する機会、つまりお礼や挨拶をする機会がありません。
だから「お世話になったのに黙って辞めるのか…」と負い目を感じやすいんですね。
どうしても気になる場合は、お世話になった人にだけあらかじめ挨拶しておけば罪悪感を感じにくくなるでしょう!
自分以外のみんなは頑張っているように見えるから
退職代行を使うことに罪悪感を感じる人の中には、自分以外のみんなは頑張っているように見えるから後ろめたいという人もいると思います。
周囲の人はその会社に残って頑張って仕事している姿を見ると、自分だけが逃げているんじゃないか?
というような後ろめたさを感じるのではないでしょうか。
もちろん苦しくなったから退職するとか、自分に合わないから退職するなど、自分の中では正当な理由があると思います。
しかし、周りの人から見た時に何か正当な理由じゃないのでは?とどこかで思えてしまうんです。
その結果、自分は何か悪いことをしているような気分になってしまうんですよね。
これは認知行動療法の世界では「認知のゆがみ」と言って、自分自身や会社に対して過剰な拡大解釈をしてしまう現象なのです。
例えば、以下のような考えが認知のゆがみにあたります。
- 「何か悪いことをしているんじゃないかな」
- 「あの上司はこんな風に思ってそうだな」
- 「同僚は自分のことをよく思ってないんじゃないかな」
要するに、本当はそうではないのに自分の中で拡大解釈(大きな妄想)をしてしまう状態に陥ってしまうということです。
罪悪感を感じる人の中には、このような状態になっている人も意外と多いのではないでしょうか。
退職代行を使って罪悪感を感じずに辞めるためのポイント!
ここからは、退職代行を使って罪悪感を感じないためにやるべきことをご紹介していきます。
結論から言うと、以下です。
- 周りへ迷惑を掛けることは考えない
- 残った場合、心身にどれほどダメージが受けるかイメージする
- お世話になった上司や先輩へお礼を伝える
- 退職代行の利用者が年々増加している事実を知る
- 転勤や配置転換などあらゆる可能性を探ってみる
- 退職を自分で言えないような会社が問題
- ブラック企業ならなんとしてでも逃げるのが正解
ということで、それぞれのポイントについて詳しくみていきましょう!
周りへ迷惑を掛けることは考えない
退職代行を使って辞めることで、同僚へ担当業務やノルマの負担などが乗しかかることへの罪悪感を強く感じて辞められない人は多いです。
人手不足に陥っている会社で働いている人の中には、退職なんて考えたこともない人もいるでしょう。
その状況でどんどん辞めていく周りの同僚や上司を見れば、薄情な人たちだと心で批判しているかもしれません。
しかし、仕事をいつ辞めるかを決めるのは自分自身なのです。
身を削って会社に貢献したところでその後の生活を保障してくれるわけではないですよね。
自分の努力を正当に評価してくれなければ、会社に恨みを持つこともあるでしょう。
会社のことばかり考えて退職できない人は、『自分がどのような人生を歩んでいきたいか?』を第一に考えてみてください。
残った結果、心と体にどれほどダメージを受けるかイメージする
そして、このまま退職代行を使わずに会社に残った場合、心と体にどれほどダメージを受けるかをイメージしてみましょう。
上司に罵倒される、何を言っても話が通じない、違法なサービス残業の強要をされる。
抱えている問題はさまざまだと思いますが、分かっているのは会社に残り続けていても、自分の人生に何のプラスにもならないことです。
それに無理に働き続けた場合、うつなどの精神疾患になる可能性は十分考えられますよね。
退職代行を使うことに罪悪感を感じる人の多くが、自己犠牲の志向が強く、自分の人生について真剣に考えられていないタイプです。
大切なのはあなた自身の体と心で、周りの同僚の負担や上司の責任問題では決してありません。
この事実に1分1秒でも早く気づいてください。
長く働き続けたあとに会社を辞められたとしても、疲弊し切った心身ではあなたの人生に悪影響が出てしまうでしょう。
そうであれば、多少バツが悪いとしても退職代行で辞めたほうがマシなはず。
今の会社で働くのが辛くてもう我慢できないなら、自分の心が壊れる前に退職代行を利用をおすすめします。
ご自身の状況に合わせて適切な対応ができるおすすめの退職代行は「退職代行おすすめランキング20選!サービス内容や評判を徹底比較!」で詳しく解説しています。気になる方はこの記事と合わせてご覧になってください。
お世話になった上司や先輩へお礼を伝える
尊敬する先輩やお世話になった上司に、最後の挨拶やお礼を言いたい人もいると思います。
ですが、冷静になって考えてみた時に、辞めるあなたは感謝を伝えてスッキリするかもしれませんが、相手はどう感じるでしょうか。
あなたが辞めた後も会社は残りますし、仕事だって変わらずたくさん待ち構えています。
上司によっては辞める人と話をする時間を割くくらいなら、その分を仕事に割きたいと考える人もいるかもしれませんよね。
ただどうしてもお礼を言いたい場合は、後日メールやお手紙などを郵送するという方法もあります。
また信頼のある先輩や上司から誘われた場合はOKですが、こちらから送別会を催促したり、食事に誘ったりなどの行為は避けてください。
退職代行の利用者が年々増加している事実を知る
「退職も退職代行も今の時代珍しいことではない」と気付けたら、退職代行を使っても罪悪感を感じにくくなるでしょう。
日本では従来、1つの会社に定年まで勤めるのが一般的な働き方でした。
ですが、定年前に転職する人は年々増えていく傾向にあり、退職も退職代行も身近なものとなってきているんですね。
このように、今の時代「退職、退職代行=悪」という風潮は見直されつつあります。
したがって、辞めることそのものや退職代行を使うことに対して、「卑怯」「甘え」とマイナスに捉える必要はありません!
転勤や配置転換などあらゆる可能性を探ってみる
ほとんどの人が退職代行サービスを使うことに罪悪感を感じていますが、中には衝動的に辞める人もいるみたいです。
もちろん辞めるのは本人の自由なので、辞めること自体に問題はありません。
ただし、今抱えている問題が解決する方法がないか、まだ検討していないのであれば、他の可能性を探ってみる価値はあるのではないでしょうか。
例えば、職場の悩みの多くを占めるのは上司と合わないという人間関係が大半です。
その場合は、人事配置転換や転勤を希望することで問題の上司と離れられる可能性があるなら、会社にまず相談してみましょう。
退職を自分で言えないような状況の会社が悪い
大前提として、どの労働者にも自由意思で退職する権利があることを知っておきましょう。
これは民法627条1項によって以下のように定められているため、どんな会社であったとしてもこの権利を制限できることはできません。
第627条
- 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から2週間を経過することによって終了する。
引用:厚生労働省
つまり、会社側が人手不足や何かしらの理由で辞めさせてくれないのは人権侵害にあたる行為です。
にも関わらず、日本の企業にはそれらを無視して退職を拒むところが多く、退職に踏み切れないという人が増えている実情があります。
実際に株式会社マイナビの調査によると、退職代行を利用しようと思う理由として、「上司に退職意向を伝えるのが億劫」と回答した人が53.5%と最多でした。
参考:株式会社マイナビ
次いで、「会社に引き留められるのが面倒」、「会社に申し訳なくて言い出せない」という理由が続きました。
そういった人たちを救済するためのサービスとして、退職代行は存在するわけなんですね。
ブラック企業ならなんとしてでも逃げるのが正解
一般論として、ブラック企業からはなんとしてでも逃げるのが正解でしょう。
なので現在勤めているのがブラック企業の場合、むしろ退職代行を使ってでも早く辞めるべきといえます。
ブラック企業に勤め続けたところで、精神的にも肉体的にも消耗するだけでしょう。
自分で辞めると言えない状況なら、人生をいい方向へ導くために、退職代行を活用してみるのもおすすめです。
なお、ブラック企業の辞め方について詳しく知りたい方は「ブラック企業の辞め方とは?最悪な会社のスムーズな辞め方をご紹介!」で紹介しています。
気になる方は、今回の内容と合わせてご覧ください!
まとめ
今回は、退職代行を使うと罪悪感が残るのか?という疑問に回答していきました。
きっと心優しい人ほど、顔を見せずに辞めてしまうことに後ろめたさを感じてしまうのでしょう。
実際に「少しの間、罪悪感が残った」という人もいますが、無理に働いてうつになるほうが辛いので、罪悪感を抱く必要はありません。
反対に「退職代行を使ってむしろよかった」と感じる人も多く、遠慮せず使って大丈夫!
退職代行の利用を検討しているなら、ぜひ本記事を参考にして使うか決めてみてください。