「新人なのに仕事を任せすぎ…!仕事が多すぎてしんどい時はどうすればいいんだろう?」
まだ入社したてで慣れていないのに、仕事を任されすぎて悩む人は少なくありません。
新人なのに仕事の量が多すぎて、キャパオーバーしそうになっているのではないでしょうか。
- 新人へ仕事を任せすぎになる理由とは?
- 新人に仕事を任せてくるのは押し付けなのか?
- 新人なのに仕事を任されすぎてしんどいときはどう対処すればいいのか?
など、新人の立場で仕事を任されすぎることについて知りたいことも多いはず。
そういうわけで今回の記事は、新人へ仕事を任せすぎになる理由をわかりやすくご紹介していきます。
さらに、仕事を任されすぎてキャパオーバーになりそうな時の対処法もお伝えしていきますので、ぜひ最後までチェックしてみてください!
・新人に仕事が多く振られるのは、『有能』、『早く成長してほしい』という期待がある。
・ただし、単に『人手不足』というケースもあるので、キャパオーバーになる前に対処が必要。
・優先度が高い順にこなしたり、余計な仕事は断るなどの柔軟な対応がいるが、本当に辛いなら自分優先で退職した方が良い
新人に仕事を任せすぎ!会社や上司が仕事を任せてくる理由とは?
では、新人に仕事を任せすぎになってしまう理由をわかりやすくご紹介していきます。
結論から言うと、会社や上司が仕事を任せてくる理由とは以下です。
- 有能で期待されているから
- 早く仕事を覚えてほしいから
- 人手不足のため新人にも仕事を回さざるを得ないから
という事で、それぞれ詳しくみていきましょう!
有能で仕事ができるから・期待しているから
まず考えられるのが、有能で期待されているからこそ新人の頃から任せすぎなくらいに仕事を割り当てられている可能性です。
ほかの人と比べて能力が高いと評価されているため、通常であれば新人に任せないような仕事も舞い込んできます。
例えば、以下のようなケース。
- すぐに仕事へ活かせる経験やスキルがある
- 仕事の覚えが早い
- 真面目で礼儀正しい
- 上司や先輩に言われたことをどんどん吸収する
このような特徴をもつ人物は、会社や上司から有能と判断されたり期待されたりしやすいでしょう。
会社や上司は、仕事ができない人に率先して業務を任せません。
能力や周りからの期待値が高いからこそ、新人のうちから仕事をたくさん任されるのです。
早くいろんな仕事を覚えてほしいから
新人に早く仕事を覚えてほしい一心で、あえて任せすぎなくらいに仕事を割り振っている場合もあります。
ある程度期待されている新人や上司に好かれている人は、このケースへ当てはまることが多いでしょう。
「早く成長してほしい」という上司の思いが、仕事を任せるという行動となってあらわれているのです。
仕事量が多すぎて辛い状況でなければ、「最速で成長できている」とプラスに捉えてみることをおすすめします。
人手不足で仕事が回らないから
新人に仕事を任せすぎになる原因が、職場環境にある場合も考えられます。
人手不足で日々業務に追われている会社では、たとえ新人であっても容赦なく仕事を任せざるを得ないのです。
このようなケースでは職場の全員が多忙であるため、新人なのに満足に仕事内容を教えてもらえないこともあります。
周りの人が忙しそうで質問もしにくいため、新人にとっては働きにくい環境と言えるでしょう。
新人なのに仕事任せすぎ…キャパオーバーでしんどい時の対処法
新人に仕事を任せすぎになるのは、有能さや成長への期待のほか、人手不足が原因のこともあります。
「周りから期待されている」と考えると頑張る活力になりますが、いくら努力しても仕事が終わらず辛いこともありますよね。
仕事を任されすぎた新人がキャパオーバーでしんどいときには、下記の方法で対処するのがおすすめ。
- 優先順位を考え仕事を整理する
- 上司や先輩に相談する
- 仕事が多すぎることを正直に伝える
という事で、それぞれの対処法を詳しくみてきましょう!
優先順位を明確にして仕事を一旦整理する
業務に忙殺されている新人がまず見直したいのは、仕事を効率よくこなせているかどうかです。
自分に割り振られた仕事を一旦整理して、効率的に終わらせるにはどうしたらいいか考えてみることをおすすめします。
仕事を効率化したい場合は、以下の方法を試してみてください。
- 今抱えている仕事を書き出して全体像を把握する
- 納期や緊急性を元にして優先順位順に並べ替える
- 優先順位の高い順に仕事をこなしていく
優先順位に従って仕事をこなすことで、「あれもこれもやらないと!」という焦りが小さくなるはずです。
仕事量が多いときは上司や先輩に相談してほかに振ってもらう
いくら効率的にこなしても、仕事が多すぎて対応しきれない場合もあるでしょう。
そのようなときには、上司や先輩に相談することをおすすめします。
「◯日納期の仕事が重なっていて間に合いそうにない」と説明すれば、ほかの人に振り分けてもらえるはずです。
会社や上司の立場で考えてみても、仕事を任せすぎて新人が成長する前に潰れてしまっては元も子もありません。
つまり、キャパオーバーになる前に仕事量について相談することは、上司にとってもありがたいことなのです。
仕事の任されすぎでキャパオーバーしそうな場合は、上司へ相談することをおすすめします。
任される仕事が多すぎるときは正直に伝えて断る
ただでさえ仕事が多いのに、さらに新しい業務を任されそうになることもあるでしょう。
そのような場合は、仕事を任されたタイミングで正直に「できません」と断ることをおすすめします。
というのも、一旦引き受けたものの「やはりできませんでした」という結果になっては多方面に迷惑をかけるからです。
つまり、仕事が多すぎるときにはその旨を正直に伝えて断る方が、会社と新人の双方にとってメリットがあると言えます。
仕事を断るときには、ただ「できません」「時間が足りません」というのではなく以下の方法を試してみてください。
- まずは仕事へ対応できないことと謝罪を伝える
- 抱えている仕事のボリュームや所要時間を説明し、なぜできないのか理由を伝える
- いつなら対応可能かなど、代替案を提示する
新人なのに仕事を任されすぎているときには、うまく断ることも大切です。
押しつけているだけ?仕事を任されすぎてしんどい時に考えること
新人なのに仕事を任せすぎてしんどい状況だと、「辞めたい」と感じることもあるでしょう。
退職の考えが頭をよぎったときには、本当に辞めていいのかを判断するために以下のことを熟考してみるのがおすすめです。
- 仕事を続けることで成長を見込めるか?
- 上司はキャパをわかってくれているか?
- 上司の能力が問題ではないか?
- 仕事を押し付けられていないか?
という事で、ここからは仕事が多くてしんどいときに考えるべきことを詳しくお話ししていきます!
その仕事は成長に繋がるか? 繋がるなら頑張る価値あり
まず考えるべきは、「今やっている仕事が自分の成長に繋がるか否か」ということです。
もし成長に繋がるのであれば、たとえきつくても続けるだけの価値はあるでしょう。
一方、ただ量が多いだけでやり遂げても成長が見込めない仕事には、身を粉にして業務をこなすだけの価値が見出せません。
任される仕事がただの作業であったり自分のやりたいこととは異なっていたりする場合は、退職を検討してもよいでしょう。
上司が部下のキャパをわかっていない? 上司と話し合おう
仕事を任されすぎてキャパオーバーしそうなときには、上司が部下のキャパを把握していない可能性を考えてみましょう。
つまり、上司が新人のしんどさに気づいていないために仕事をどんどん任されているのでは、ということです。
本来、上司は仕事を割り振るときに部下のキャパにまで目を配らなくてはなりません。
しかし、チームの人数が多い場合や上司自身が多忙の場合には、部下の一人一人にまで目が行き届かないことも多くあります。
このような場合には、上司へ「仕事が多くてキャパオーバーしそうだ」と伝えてみましょう。
そうすれば、案外あっさりと仕事量を見直してもらえる可能性がありますよ。
上司が無能すぎるだけ? 人事に相談・異動届を出そう
新人であることなどお構いなしに仕事を任せられる場合は、上司が無能である可能性を考えてみてください。
上司が無能であるがゆえに、すべてを部下に丸投げしている可能性が考えられます。
無能な上司の特徴は、以下のようなものです。
- 部下に仕事を丸投げして自分は楽しようとする
- 自分の立場を守ることしか考えておらず、部下のことは二の次
- 部下にミスの責任を押し付け、手柄は横取りする
- 責任を負いたくないため指示が曖昧
上司がこれらの特徴に当てはまるときには、人事への相談や異動届の提出をおすすめします。
無能な上司から離れて適切な量の仕事を任せてもらえる環境に身を置けば、グッと働きやすくなるはずです。
人手不足による押しつけ? キャパオーバーなら転職を考えよう
人材不足が常態化している会社へ新人として入社した場合、「仕事を任されるのは押し付けではないか?」と考えてみましょう。
新人だからといって都合よく仕事を押し付けられている場合は、転職の検討をおすすめします。
というのも、人材不足で新人に仕事を押し付けるような会社では人材が定着しにくいからです。
新人が入ってもすぐに辞めてしまうため、必死に食らいついて働き続けてもずっと激務である可能性が高くなります。
仕事でキャパオーバーの状態を長く続けると心身へ影響が出ることも考えられるので、早めに見切りをつけるのがおすすめです。
新人の立場で退職を言い出しにくい場合は、退職代行サービスの利用も検討してみてください。
まとめ
今回は、新人へ仕事を任せすぎになる理由と対処法についてお話ししました。
新人に仕事を任せすぎになる理由は以下の通りです。
- 有能で期待されているから
- 早く仕事を覚えて成長してほしいから
- 人手不足で仕事を押し付けられている
ポジティブな理由もありますが、職場環境によっては新人への押し付けが横行していることもあります。
新人なのに仕事が多くてキャパオーバーしそうなときには、以下の対処法が有効です。
- 優先度が高い順に仕事をこなす
- 上司や先輩に相談する
- 新たに仕事を任されそうになったら断る
まずは仕事の効率化を試みることから始めてみましょう。
また、仕事がキャパオーバーでしんどくなったら、辞める前にじっくり考えてみましょう。
- 仕事を続けると成長できるか?
- 上司に自分のキャパは伝わっているか?
- 上司が無能ではないか?
- いいように仕事を押し付けられていないか?
といった疑問を自分自身に投げかけることで、これからやるべき行動が見えてくるはずです。
退職は最終手段ですが、さまざまな対策を講じてもどうしようもない場合には迷わず辞めることをおすすめします。
自分の置かれた状況を考えつつ適切に対応し、働きやすい環境を掴んでみてください!